この点、月額1180円を支払ってYouTube Premium(ユーチューブプレミアム)に入会すれば広告は一切表示されません。とはいえ、無料で非表示にできる方法があれば……と思っている人も多いはず。そこで本記事では、YouTubeの広告を無料でブロックする方法を紹介します。 アプリのほうが機能が豊富なので、好んで使っている人も多いでしょう。 しかし、(1)アプリ経由の場合、広告を消すには月額1180円を支払ってYouTube Premiumに加入するしか方法はありません。一方、(2)ブラウザ経由でならYouTubeの広告をブロックする手段はいくつかあります。 無料でYouTubeの広告を非表示化したいなら、まずはブラウザ経由での閲覧が条件となることを理解しておきましょう。 ブラウザアプリ「Brave(ブレイブ)」こそが、YouTubeを広告なしで楽しむのに最適なツールだと考えます。 開発・運営しているのはアメリカのBrave Software社。Firefoxを作ったMozilla社の前CTOであり、Javascriptの生みの親としても知られるBrendan Eich(ブレンダン・アイク)氏が設立した会社です。ChromeやSafariのように知名度こそ高くないものの、プライバシー性の高さや広告ブロック機能が一部ユーザーの間で圧倒的な支持を集めています。 以下では、その使い方や機能の紹介も踏まえながら、Braveのおすすめポイントを5つ紹介します。長年使いなれているブラウザを乗り換えるのは抵抗があると思うので、まずYouTube閲覧専用ブラウザとして利用してみてはいかがでしょうか。 その点、Braveなら特別な準備や設定は必要ありません。Brave経由でYouTubeにアクセスするだけで、さまざまな広告を自動的にブロックしてくれます。 またパソコンでは、ディスプレイ広告や再生画面を覆うオーバーレイ広告なども表示されません。 その使い勝手は、ChromeやSafariと比べても遜色ないでしょう。 Braveには「Playlist」という機能が搭載されており、なんとYouTube動画のオフライン再生やバックグラウンド再生が可能なのです。これらは、本来YouTubeプレミアム会員しか使えない機能です。それが無料で利用できるのですから、利用しない手はありません。 なお、Playlist機能は、現在iOS版でのみ利用可能です。デスクトップ版とAndroid版は2021年後半にリリースされる見込みとのことなので、しばし待ちましょう。 初期設定では、Playlistに追加されると同時に、端末への保存(ダウンロード)が開始されるようになっています。 各動画はデバイス内に保存されているので、インターネット接続なしでのオフライン再生が可能です。通勤・通学時や外出先でも、通信量を気にすることなく視聴できるでしょう。 なお、Playlistに保存した動画をストリーミング再生したい場合は、設定ボタン→[Playlist]と進み、「オフライン再生のために自動保存する」スイッチをオフにしてください。 その点、Braveでは「貢献したい」「応援したい」配信者の動画だけ広告を表示させることも可能です。 後述の「Brave Rewards」システムを使って直接クリエーターを支援することもできますが、日本ではBrave Rewardsの参加クリエーターは現状ほどんどいません。応援したいなら、広告表示をオンにして視聴するのが効果的でしょう。 そこでBraveに備わっているのが「Brave Rewards」という新しい収益化の仕組みです。 この広告をタップして開くと報酬として仮想通貨「BAT(ベーシックアテンショントークン)」を獲得できます(BATを貯めるにはBitFlyerのウォレット連携が必須)。 もちろん、Brave Rewardsに参加せず、広告を一切表示させずに使うことも可能です。 また、Brave Rewardsに参加すると、ブラウザ使用状況などのデータがプライバシーを守った形で計測されます。Brave Rewardsに登録しているクリエーターには、この計測結果(関心度や滞在時間など)に応じて自動的に報酬が支払われます。 ユーザーが意図的に支援しなくても、クリエーターは広告収入に代わる対価を受け取れるというわけです。
Youtube
January 10, 2023 · 1 min · 32 words · Carey Affolter