Twitterは2016年7月14日、Twitter社自身とメディアパートナーがさまざまなツイートをまとめて発信する「モーメント」機能の提供を日本で開始しました。 モーメント機能は、Twitter上で今話題になっている注目のツイートを見やすくインタラクティブにまとめる仕組み。すでに2015年10月から米国など数ヶ国で利用できるようになっており、Twitter社は日本でも基本的に同じ機能を提供します。 モーメントは以下のようにウェブサイトに埋め込むことも可能。 — Twitter モーメント (@momentsjapan) 2016年7月14日 キャメロン英首相辞任も猫のラリーは職務継続へ モーメントでは、Twitter社のキュレーションチームが独自にツイートを選定して配信するほか、16のメディアパートナーも当初からモーメント機能を利用してツイートまとめを発信します。機能を一般ユーザーに開放せず、ツイートまとめの発信者を限定するやり方は米国と同様です。 ただし、日本のモーメント機能は米国などのそれとひとつ異なる点があります。それは、モーメントにアクセスする導線です。米国ではモーメントが公式アプリのタブのひとつとして表示されますが、日本では同じ位置に「ニュース」タブが存在しているのです。
米国では、日本だと「ニュース」タブが存在する位置に「モーメント」の稲妻アイコンが表示されている。 そのため日本では、モーメントがタブとして表示されるのではなく、Twitter公式アカウントなどによるモーメントのツイートがユーザーのタイムラインに流れてくる形式が採用されました。結果として、米国のモーメントと比べて存在自体がはるかに目立たなくなるため、日本では現状、モーメント機能がニュース機能より格下の扱いを受けているといえます。 もっとも、話題の情報を提供するという観点からニュース機能と競合するモーメントの提供を始めた以上、いずれモーメントとニュースの立場が逆転し、国内独自のニュースタブが消滅する展開が見られるかもしれません。