しかし、ビデオ通話機能に対応した端末は一部に限られ、現在のところ日本で発売されている機種には対応していません(今後、対応機種は拡大の予定)。また、SMSの送信には有料のSkypeクレジットが必要なため、利用者も限られそうです。 そして、Xperia(2.1)とGalaxy Tab(2.2)を使用している筆者も、Skypeアプリを最新バージョンへ更新後、両方の端末で「サインアウト後もアプリが動作している」「次のサインイン時に、パスワードが記憶されておらず、いちいちパスワードを入力しないと自動サインインできない」などの症状に陥りました。 AndroidマーケットのSkypeアプリのレビュー欄にも、同様のコメントが多く寄せられているようです。ただし、通話やチャットについては、特別な不調は感じませんでした。 このように、現状ではメリットは少ないうえ、端末によっては面倒な状態まで引き起こしてしまっているSkypeの最新アップデート。 次のアップデートまでの間は更新を見送るか、あるいは旧バージョンのアプリのバックアップをとったうえで、最新バージョンを試してみるなどの対応が必要かもしれません。 さて、「言うの遅いよ! もうバージョンアップしちゃったんだけど!」という声もあるかと思います。そんな方のために、下記に効果的な対症療法をご紹介しますので、ぜひご一読ください。
サインアウトやタスクキラーでは終了しない
これまで、スカイプを終了させるには、上の画像の下部にあるような[サインアウト]をタップすればよかったと思います。 しかし、最新版のSkypeでは終了したと見せかけて(ステータスバーのサインインのマークは消える!)、実はバックグラウンドで動作しています。 それは、タスク管理系のアプリや端末の「設定」から確認すると明らかです。スカイプはアプリの中でもバッテリー消費が激しいので、使わない時は確実に終了させたいところ。 そこで、タスクキラー系のアプリで強制的に終了させたのですが、しばらく時間が経過したころにタスクをもう一度確認すると、Skypeは復活していました。
ワンタップでSkypeを終了できるStop Skype
そこで、「Stop Skype」の登場です。 Android2.2以上からの対応ですが、ホーム画面などにStop Skypeのアイコンを置き、それをワンタップするだけで確実・簡単にSkypeを終了できるアプリです。終了後も、勝手にSkypeが復活することもありません。 さらに、強力なメリットが! サインアウトするとパスワードが記憶されず、サインインのたびに入力を強いられていたのが、このアプリを使って終了していれば、次の起動時もパスワードは記憶され、旧バージョン時と同様に自動サインインができるのです。