本記事では、PayPayとはどんなサービスなのか、利用登録からチャージ、支払い方法など、初めて使う人(初心者)に向けて幅広くかつやさしく使い方を解説します。ペイペイを初めて利用しようという人はぜひ参考にしてください。 PayPayがここまで人気を集めている理由には、アプリの使いやすさをはじめ、利用店舗数、お得な特典や還元率、チャージ手段の多さ、強固なセキュリティなどが挙げられます。特に特典は、PayPayポイントが全額戻ってくるものなど魅力的なものが随時開催されており、利用しない手はありません。 また、LINEが運営するスマホ決済サービス「LINE Pay」との統合により、2022年7月からは「LINE Pay」の支払いで利用されるQRコードがPayPayのQRコードに統一されました。 [新規登録]をタップし、電話番号とパスワードを入力したら、[上記に同意して新規登録]を選択。4桁の認証コードがSMSに送信されます。 また、PayPayギフトカードを使った場合は、PayPay残高に付与されるのはPayPayポイントになります。PayPayマネーやPayPayマネーライトのように送金はできません。 画面に従って本人確認書類や顔などを撮影し、個人情報を入力したら審査を待ちましょう。 「アカウント」タブの[支払い方法の管理]をタップし、[チャージ用の銀行口座を追加]を選択します。チャージ可能な銀行口座が表示されるので、選びましょう。 チャージ用の銀行口座を入力して[次へ]をタップすると、金融機関の口座振替の手続きページに遷移します。キャッシュカード番号や暗証番号を入力し、ワンタイムパスワードの入力などをおこないます(銀行ごとの詳しい登録方法は公式ページを参照)。 PayPayと銀行口座の連携手続きを終えたら、PayPayチャージ用の銀行口座登録は完了です。 今回は1000円分チャージしてみます。金額やチャージ手段に問題なければ、[チャージする]をタップして進みましょう。タップ後、即時チャージされます。 ただ、PayPayカード以外のクレジットカードを支払い元に登録するとPayPay支払い特典としてのPayPayポイントは付与されないので注意が必要です。PayPayカードの場合はPayPayあと払いによる決済でPayPayポイントが付与されます。 入力したら追加するをタップし、クレジットカードの登録は完了です。 請求書払いは、アプリのホーム画面にある「スキャン」をタップして、請求書のバーコードを読み取って支払うので、お店のQRコードを読み取る方法に近いと言えます。 支払い方法は、スマホに表示したバーコードを店員の人に読み取ってもらう「コード支払い」と、店頭に掲示されているQRコードをスマホで読み取って金額を入力して支払う「スキャン支払い」があります。 あとは、店員が支払い方を示してくれるので、指示に従ってPayPayの画面を提示して読み取ってもらうか、自分で金額を入力して支払う操作をてください。 そして、2022年12月よりPayPayステップの達成条件が変わります。「PayPay支払い」による特典は条件を変更して継続し、「対象サービス利用」による特典はなくなります。そして、「プレミアム会員」による特典はPayPayステップのプログラムから除外され、単独の特典になります。 2022年12月の支払いにより受ける特典は2023年1月1日以降に適用されるので、ここでは2023年1月から実施される内容をもとに解説します。 PayPayの支払い時に付与される「PayPay支払い特典」の基本付与分は0.5%です。PayPayあと払いで支払う場合は「PayPayあと払い利用特典」として0.5%が加算されます(2023年1月1日以降)。 また、「PayPayステップ(PayPay利用特典)」という仕組みもあり、月毎に「300円以上の決済回数30回以上かつ決済金額10万円以上」という条件を達成した場合、達成の翌月に0.5%が加算されます。PayPayステップのカウント対象となる支払い方法は、PayPayあと払い、PayPay残高払い、PayPayあと払い(一括のみ)、PayPayカード(PayPayあと払い登録者のPayPayカード利用が対象)の4つです。PayPayアプリを介してのPayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)による支払いはカウント対象外なので注意してください。 PayPayポイントの付与時期は、決済日の30日後です。 PayPayポイントの基本付与分は0.5%で、PayPayステップで条件をクリアすると付与率は1.5%まで上がります。PayPayステップの条件は、月内での支払い金額や支払い回数、対象サービスの利用等があり、条件は月毎に変更することがあります。毎月同じ条件をクリアしていれば付与率が上がるわけではありません。
PayPay支払いまたはPayPayカード支払いで30回(300円以上の支払いが対象) PayPay支払いまたはPayPayカード支払いで10万円以上
なかなか難しい条件です。「PayPay支払いまたはPayPayカード支払いで30回(300円以上の支払いが対象)」をクリアするには、1回の支払いで300円未満ではカウントされないので、コンビニで500mlのミネラルウォーター1本を購入するだけでは足りません。何か他の商品を組み合わせようとすると支払いが増えるので、判断が難しい金額です。300円以上の支払いが多い人には達成が容易な条件かもしれませんが、それでも支払いの多くをPayPayにする必要があるのではないでしょうか。ランチから買い物まで、PayPayまたはPayPayカードをなるべく多く使うようにするのが達成への近道です。 そして、「PayPay支払いまたはPayPayカード支払いで10万円以上」も大変です。500円の支払いを30回しても1万5000円で、届きません。金額の大きな支払いをPayPayまたはPayPayカードでおこなう必要があります。より多くのPayPayポイントが返ってくる「Yahoo!ショッピング」を利用する、ふるさと納税の「さとふる」を利用する等、関連サービスを使って少しでも得をしながら10万円を目指すこともできますが、それでも楽な条件とはいえないでしょう。様々な支払いをPayPayカードにするとハードルは下がりますが、PayPayの支払いだけで超える場合は簡単ではありません。 この2つの条件をクリアすると基本付与分に0.5%加算されて付与率は1%となります。 「PayPay残高払い」であれば、付与率1%が上限です。「PayPayあと払い」と「PayPayカード決済」は、PayPayカードを保有した上でPayPayあと払いに登録を済ませた場合は「PayPayあと払い利用特典」として0.5%が加算され(2023年1月1日以降)、「PayPayあと払い」と「PayPayカード決済」の付与率は1.5%が上限になります。 手っ取り早くPayPayポイントを貯めたい人には「PayPayカード」がおすすめです。年会費無料・即日発行(申し込み時に審査が必要)が可能なクレジットカードで、PayPayカードで決済すると支払金額に対して1%のPayPayポイントが付与されます。 つまり、PayPayステップで還元率を0.5%から1%にアップさせるには高いハードルをクリアする必要がある一方で、PayPayカードから決済するだけで1%のPayPayポイントをゲットできるというわけです。PayPayアプリに登録して「PayPayあと払い」で決済する場合も「PayPayあと払い利用特典」として0.5%が加算(2023年1月1日以降)されて1%のPayPayポイントがもらえます。PayPayにおいて、PayPayカードでの支払いには利点があるのです。 「PayPayカード決済」はPayPayステップのカウント対象(PayPayあと払いに登録を済ませた場合)であり、PayPayステップの条件達成で翌月に0.5%が加算されると(2023年1月1日以降)、PayPayカードの付与率は最大で1.5%になります。「PayPayあと払い」の付与率も同様に最大1.5%です。 2022年10月17日から12月28日まで開催する「超PayPay祭」の「ペイペイジャンボ」は、対象店舗でPayPay残高またはPayPayあと払いで支払った際に抽選があり、当選結果に応じてPayPayポイントがもらえる特典です。1等は決済金額の全額(100%)、2等は決済金額の5%、3等は決済金額の0.5%がPayPayポイントで還元されます。PayPayあと払いの利用や本人確認の有無によって、抽選回数や当選確率が変動します。 ペイペイジャンボでのポイント付与上限は、1回あたりおよびキャンペーン期間中で10万ポイントまで。獲得したポイントは、対象の支払いの翌日から起算して30日後に付与されます。 毎週月曜日には「クーポンマンデー」と題して、お得なPayPayクーポンが随時更新されます。さらに、ソフトバンクユーザー限定で最大半額相当が戻ってくるクーポンも用意されています。