本記事では、意外と理解されていないPayPayの送金機能の仕組みと、PayPayで送金する3つの方法を紹介。残高があるのに送金できない理由と、残高がなくて送金できないときの解決策もざっくり解説します。 PayPay(ペイペイ)送金の3大トラップ:マネーがマネーライトに変わった/出金できない/優先順位 ところで「PayPayで送金する」という表現は、半分正しく、半分間違っています。「送金」ではなく、「送る」または「譲渡する」とするほうが、より正確です。というのも、PayPayで「送金」できるのは、PayPay残高のうち、PayPayマネーとPayPayマネーライトという電子マネー(≠お金)だからです。 本人確認をしたアカウントだけが保有できるPayPayマネーは出金(払い戻し)できるため、ほとんどお金と同等の価値があります。一方、本人確認なしのアカウントでも保有できるPayPayマネーライトは出金できず、使いどころがPayPay残高としての利用に限られることから、お金と同等の価値があるとは言えません。いずれにせよ「お金」ではなく「電子マネー」を送ることに変わりないので、PayPay残高利用規約等では基本的に「送金」ではなく「譲渡」と表現されています。 筆者が確認した限りでは、背景がポチ袋になり、送金時のメッセージに「送る」ではなく「ポチ袋」と明示されること以外は、従来から利用できる背景設定機能とほとんど同じ機能のようです。 また、メッセージ画面からもポチ袋を選択できます。すでにやり取りのある相手に送金する場合と同じ仕組みで、背景がポチ袋になるだけです。 もしくは「送る・受け取る」画面の上部の入力欄右端にあるコードスキャンアイコンをタップしても構いません。 一応、青い四角のファインダーがありますが、わざわざファインダーに合わせる必要性は低いです。画面のどこかにQRコードが入った時点で読み取れます。 送金額を入力したら[次へ]をタップします。 メッセージと背景を設定し、[◯円を送る]をタップします。これで送金の手続きは完了です。あとは受け取り側が受け取れば、送金が完了します。 すでに連絡先に登録してあるような友人・知人であれば電話番号で検索できるので、かんたんに送金相手として指定できます。電話番号を知らない(教えてくれない)相手でもPayPay IDが分かれば、電話番号と同様に検索して送金できます。 PayPay IDについて - PayPay ヘルプ 「送る・受け取る」画面の上部の入力欄から検索を開始することも可能。また、過去の送金履歴や端末の連絡先・電話帳からも、送金相手を検索・選択できます。 その場合は他の方法で送るか、相手に連絡して設定をオンにしてもらいましょう。 送金額を入力したら[次へ]をタップします。 メッセージと背景を設定し、[◯円を送る]をタップします。これで送金の手続きは完了です。あとは受け取り側が受け取れば、送金が完了します。 送金額を入力したら[次へ]をタップします。 4桁のパスコードを設定します。このパスコードはリンクとともに相手に送信されます。 あとは背景を設定し、[◯円のリンクを作成する]をタップしてください。 なお、LINE Payに直接送金することはできません。 このうち送金できるのは、電子マネーであるPayPayマネーとPayPayマネーライトのみ。PayPayポイントとPayPayボーナスライトは他のユーザーに送れません。 PayPay残高には、電子マネーとポイントが合算して表示されます。たとえ残高が残っていても送金したい金額分の電子マネーがなければ、「現在ご利用を制限しています」エラーが表示され、送金することはできません。 PayPayマネーライトとは? PayPay残高4種の違い・仕組みを徹底解説 PayPayの上限額はいくら? 引き上げる方法も解説 QRコードで送る方法またはPayPay ID/携帯電話番号で送る方法の場合、受け取る相手側が自動受取設定をオンにしていれば、相手の受け取り操作なしでも送金・受取が完了します。逆に自動受取設定がオフの場合、相手側が手動で受け取り操作をおこなう必要があり、受け取り操作を怠っていれば自動的にキャンセルされる結果となります。 特殊なのは受け取りリンク(URL)をLINEなどで送る方法の場合で、自動受取設定のオン・オフにかかわらず、相手側での受け取り操作が必須化されています。パスコードによる認証手続きがあるためです。受け取り操作をしてもらえなければ、送金はキャンセルされます。 「このあて先には送金(譲渡)できません」と表示され、残高が送れない - PayPay ヘルプ 「現在ご利用を制限しています」と表示され、残高が送れない - PayPay ヘルプ あと払い機能は、登録したPayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)を使って、決済と残高チャージをできるクレジットサービス。あと払い機能に登録できるクレジットカードは、PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード含む)だけに限定されています。 またPayPayでは、一般のクレジットカードを登録してクレジットカード払いで決済できますが、その場合は残念ながらPayPayポイントが付与されません。この点、PayPayカードで支払うことになる「あと払い」で決済すれば、PayPay残高払いと同様にPayPayポイントを獲得できます。 しかも、身分証の情報の提出等が必須の「本人確認」をしなくても構いません。さらにPayPayカードは一般的なプラスチックカードとPayPay内で使えるバーチャルカードの2種類のカードが用意されており、バーチャルカードは申込み・審査後に最短7分で発行されます。PayPayカードに申し込む決断をした10~20分後には、送金するためのPayPay残高をチャージができてしまいます。 ちなみに筆者はPayPayで決済する場合、残高チャージが面倒なので、もっぱらあと払い機能を使って支払いをしています。PayPay決済の機会があるのであれば、あと払い(=PayPayカードでの支払い)は使い勝手がよい機能です。ただし、あと払い機能の利用はクレジットカードでの支払いと全く同じ話なので、計画的に利用するように留意しています。 PayPayでクレカを使うなら「PayPayカード」がおすすめの理由 【PayPay】ソフトバンクまとめて支払い(携帯料金支払い)に連携しチャージする方法 PayPay(ペイペイ)にチャージする5つの方法 手数料なし、上限額なども解説 難点なのは、本人確認(eKYC)が必須であること。マイナンバーカードや免許証などの身分証明書の情報を利用するほか、自分の顔による認証が求められることもあるので、ハードルを感じる人が少なくないでしょう。 PayPay(ペイペイ)にチャージする5つの方法 手数料なし、上限額なども解説
Paypay 3
December 16, 2022 · 1 min · 56 words · Kathleen Locklear