Iphone 5
iPhoneでの文字入力速度は速ければ速いに越したことはありません。入力ミスの修正に手間取ったり、目的の記号の出し方を知らずに変換候補の間で視線を彷徨わせたりしていると、積もり積もって膨大な時間を無駄に費やしてしまうからです。 そこで、この記事ではiPhoneの日本語かな入力キーボードで記号・文字の入力を高速化するための基本テクニックをまとめていきます。 1. 文字入力をより快適にする基本設定 「フリック入力のみ」オン/「音声入力」オフ フリック入力を利用しているなら、入力ミスを減らすため、[設定]→[一般]→[キーボード]で[フリック入力のみ]をオンにし、[音声入力]をオフに変更しておきましょう。 「フリック入力のみ」をオンにする最大の理由は誤入力を減らすため。「フリック入力のみ」設定がオフのままだと、「はは」と入力したい時に「は」→「→」→「は」と3回タップするか、最初の「は」をタップした後に少し時間を置いて次の「は」をタップする必要があります。連続して「はは」とタップしてしまうと、間違って「ひ」になってしまう事態が頻発しかねないわけです。「フリック入力のみ」設定をオンにしておけば、「は」を連続タップしても「はは」入力できるようになります。 また、「フリック入力のみ」に設定しておけば、キーボード左端で数字・記号キーボード(☆123)と英字キーボード、かなキーボードを一発変更できるようになるので、キーボード切り替えが楽になるのも利点です。 「音声入力」をオフにしておくとマイクボタンが表示されなくなるので、キーボード切り替えボタン(地球マーク)の面積が2倍になり、誤タップを防止できます。 使わないキーボードは削除 絵文字キーボードは全く使わない、という人もいるでしょう。ほぼ使わないようなキーボードは削除してしまえば、キーボード切り替えの手数が減って楽になります。[設定]→[一般]→[キーボード]→[キーボード]で消したいキーボードを左にスワイプすれば削除できます。 一度削除したキーボードは[新しいキーボードを追加…]から復活可能です。 iPhoneで不要なキーボードを削除する方法 2. 約物(句読点や疑問符、感嘆符、括弧など)をカンタン入力 約物(やくもの)のなかで頻繁に利用することになる句読点や疑問符、感嘆符などは特に入力に困ることはないでしょう。では、「三点リーダーを1秒で入力してください」と頼まれたらどうでしょうか?制限時間内に入力できる人は意外と少ない気がします。また、かぎ括弧の簡単な入力方法をマスターしていない人も多そうです。 かぎ括弧をフリック入力 「や」の左右フリックによって、かぎ括弧を一発で入力できます。その他の括弧や引用符も選択可能です。 読点 読点(、)を入力すると、中点(・)や全角カンマ(,)に変換できます。 句点 句点(。)を入力すると、全角ピリオド(.)や半角ピリオド(.)、三点リーダー(…)に変換できます。 疑問符 疑問符(?)を入力すると、疑問符を重ねた??や疑問符感嘆符(?!)、逆疑問符(¿)などに変換できます。 感嘆符 感嘆符(!)を入力すると、感嘆符を重ねた!!や感嘆符疑問符(!?)、逆感嘆符(¡)などに変換できます。 長音記号 長音記号(ー)を入力すると、ダッシュ(―)や波ダッシュ(~)、チルダ(~)、ハイフン(‐)などに変換できます。 3. 入力が面倒な年月日・住所を一発変換 数字を年月日に変換 1ケタから4ケタの数字を入力すると、月日もしくは時刻に変換できます。 郵便番号で住所に変換 郵便番号を数字7ケタで入力すると住所に変換できます。 「きのう」「きょう」「あした」を日付に変換 「きょう」で今日の年月日・曜日に変換できます。 以下の言葉も年月日・曜日への変換に対応しています。 おととい きのう・さくじつ きょう あした・あす あさって しあさって やのあさって・ごあさって さきおととし おととし さくねん・きょねん ことし らいねん さらいねん 4. ユーザー辞書に登録 PC時代から「よく入力する名前や用語、フレーズなどをユーザー辞書に登録しておけば後々楽できるのは分かっているんだけど、登録するのが面倒で放置してしまう」なんて人は多いはず。スマホでも状況はあまり変わりなさそうです。 変換候補に出てこないような言葉をユーザー辞書に登録することを習慣化しておけば、今後も続くであろうiPhone生活をより快適に過ごせます。 5. 特殊な文字・記号の出し方 一般的に特殊文字や特殊記号などと呼ばれ、文や表、ロゴなどの中で使用される文字・記号があります。「きごう」と入力すれば多くの記号が変換候補に出てきますが、入力したい記号が一覧になかったり、目的の記号を探しづらかったりと、使い勝手はよくありません。 顔文字入力アプリを利用 記号を組み合わせた顔文字は標準キーボードにもプリセットされていますが、より多くの顔文字を使いたいというニーズに応えるべく、さまざまな顔文字入力アプリがリリースされています(下記画像の顔文字は、キーボードを追加するタイプの顔文字アプリ「顔文字入力キーボード」を使って入力)。 記号の読みを変換 記号を入力する時に最初に試してみたいのが、記号の読みを変換してみる方法。以下は一例です。 キロメートル→km へいほうメートル→㎡ コピーライト→© トレードマーク→®・™ むげんだい→∞ 「けいせん」で罫線一覧 「けいせん」でさまざまな罫線を入力できます。 「すうがく」で数学記号一覧 「すうがく」でさまざまな数学記号を入力できます。...