しかし、昨今は通話・SMSを機能を持たないデータ通信専用の格安SIM/スマホや、Wi-Fi運用のSIMなし端末などにLINEアカウントを引き継ぎたいというニーズも高くなっています。本記事では、そうした「電話番号を持たない」端末にLINEを引き継ぐ方法とその注意点を詳しく解説します。 これにより、旧端末(機種変更前の古いスマホ)が手元にあってLINEが使えるなら電話番号認証がスキップできるようになり、新端末に電話番号がなくてもLINEの引き継ぎが可能です。詳しいやり方は下記記事を参照してください。
データ通信専用の格安SIM/スマホ Wi-Fi運用のSIMなしスマホ(機種変更前に使っていた古いスマホなど)
上記のスマホでは、インターネット接続はできますが、電話回線を利用した通信(音声通話/SMS)はできません。また、データ通信専用の格安SIM/格安スマホでも050から始まる電話番号を発行できるケースがありますが、「050電話」はIP電話のため電話回線を利用した音声通話/SMSには対応していません。注意してください。 ここで注意したいのが、以前使っていた電話番号が他人に再利用されるケースです。 「電話番号なし」端末でLINEを利用する場合には、このようなリスクがあることを認識した上でおこないましょう。
Facebook連携もしくはApple ID連携を済ませている 「アカウント引き継ぎ設定」をオンにしている
スマホの故障や紛失などのトラブルで上記の準備ができていない状況では、電話番号なし端末へLINEのデータを引き継ぐのは難しいでしょう。 Facebookアカウントはメールアドレスさえあれば誰でも簡単に作成できますし、Androidスマホ/iPhone関係なく利用可能です。一番ユーザーを選ばない方法といえるでしょう。 実名登録が必須のFacebookは苦手、嫌いという人でも「名前をアルファベット表記にする」「非公開設定にする」「プロフィールは性別、生年月日など最低限しか入力しない」など工夫すれば、知り合いにバレる可能性は低くできます。 App Storeでアプリをダウンロードするときとほとんど変わらない流れで、LINEアカウントを引き継げます。Facebook連携や電話番号経由での引き継ぎと比べても、かなりスムーズでしょう。 この場合、あらかじめLINEアプリの設定から登録中の電話番号を固定電話の番号に変更し、その上でLINEアカウントを引き継ぐのが最もスムーズでしょう。 ただし、固定電話の番号を利用する方法はあくまでも裏ワザに過ぎず、LINEが公式に推奨しているわけではありません。今後、LINEのアップデート等によって機能が利用できなくなる可能性もあるので注意しましょう。 このように「電話番号なし」の端末から「電話番号あり」の端末にLINEアカウントを引き継ぐ際は、事前に電話番号を登録してから引き継ぎ作業をおこなうのがスムーズです。 あとは最もオーソドックスな電話番号「変更なし」の引き継ぎ方法を実行すれば、問題なくLINEアカウントを移行できます。 なお、電話番号の登録・変更によって、現在利用中のLINEサービスに及ぶ影響は特にありません。むしろ、電話番号が未登録の状態では使えなかったサービスが利用できるようになる、というメリットがあります。 これらの設定をオンにすると、スマホのアドレス帳(連絡先)に電話番号を登録している/されている人をLINEの「友だち」として勝手に追加されてしまいます。