本記事では、LINEオープンチャット(オプチャ)とは何なのか、そしてオープンチャットを作成したり、参加・退会したりする方法など基本の使い方を初心者向けにやさしく解説します。オープンチャットを上手に活用するコツなども紹介しているので参考にしてください。 メッセージやスタンプ、写真などを投稿できるほか、ノートやアルバム、アナウンスや投票といった機能を利用できます。また、自分が参加したよりも前のトークも遡って閲覧できるのも、オープンチャットならではの特徴です。 オープンチャットでは、本来のユーザー名とは異なる名前をチャットごとに設定できます。たとえユーザー名を本名に設定していても、オープンチャットではニックネームなどに設定すれば本名がバレてしまうことがないのです。 以下では、オープンチャットの具体的な使い道についてその一例を紹介します。 様々なテーマごとにトークルームが作成されており、気になる話題のトークルームに匿名で気軽に参加できます。1つのトークルームは最大5000人まで参加可能です。なお、トークルームのメンバー数が4500人を超えた場合、管理者が専用フォームから申請をおこなうことで定員数の上限が1万人に拡大します。 ニックネームとアイコンはチャットルームごとに変えられるので、スポーツ・ゲーム・アニメなど1人が複数のチャットルームに参加しても、個人を特定されることがありません。 たとえば、仕事やアルバイト、PTAなどの連絡用にLINEを活用する場合、メインのLINEアカウントを通したくないという人も多いはず。この点、オープンチャットではLINEアカウントと切り離してチャットだけのニックネームとアイコンを設定できるので、メインのアカウントを知られずメッセージのやりとりができます。 また、LINEのアカウント名では誰なのか特定しづらいときに、「○○ママ」「○○店長」といった分かりやすいニックネームに設定できるのも便利なポイントです。 現在開発中のため詳細は不明ですが、オープンチャットの管理者または共同管理者が音声トークを開始すると、TwitterのスペースやClubhouseのように音声会話に参加できるようになります。 しかし現在、モニタリング性能の向上により未成年が巻き込まれる不健全な出会いの取り締まりが強化されたこと、MVNO端末における非公開ルームの利用ニーズが高まったことなどを受け、年齢確認が完了していなくても「参加の承認」が必要なオープンチャットの作成・参加が可能となっています。 ただし、年齢確認を済ませていないアカウントおよび18歳未満のアカウントは、一部の検索結果やカテゴリなどの表示が制限されている場合があります。 以下では「全体公開」のトークルーム、そして承認制である「参加コード」「参加の承認」のトークルームに参加する方法を紹介します。 検索を許可されているオープンチャットであれば、キーワード検索から探せます。またカテゴリーが設定されていれば、「ゲーム」「スポーツ」「ファッション・美容」「働き方・仕事」などのカテゴリーから探すことも可能です。 アイコン画像には端末内の画像を設定できるほか、あらかじめ用意されたアイコン画像を選択することも可能。設定できたら画面右上の[参加]をタップしてください。 一方の「参加の承認」は、トークルームの管理者が質問を設定し、参加希望者の回答を管理者がチェックしたうえで参加を承認するかどうか決められます。 管理者が参加希望者の回答をチェックする必要があるため、即座に参加できるわけではありません。また管理者が承認しなければ、トークルームに参加することはできません(参加の承認の設定方法は後述)。 オープンチャットのメイン画面に遷移します。下部にある吹き出し型の+マークからオープンチャットを作成できます。 特定のメンバーのみが参加するクローズタイプのチャットでは、カテゴリーを「なし」に設定し「検索を許可」をオフにしておくのがおすすめです。これで、関係ないユーザーがトークルームを見つけることはなくなります。 反対に、より多くのユーザーに参加してほしいなら、カテゴリーを指定して「検索を許可」もオンにしましょう。 トークルームにメンバーを招待するには、大きく分けて次の3つの方法があります。 対面しておらず、LINEでもつながっていない相手なら、[リンクをシェア]または[QRコードをシェア]を選択してメールやSMSなど他のツールで共有する方法が便利です。 招待された側は、オープンチャットの画面が開いたら[新しいプロフィールで参加]をタップして参加完了です(前述の手順を参照)。承認制のオープンチャットの場合は、参加コードや質問の答えを入力しましょう。 「管理者」とは、オープンチャットへの参加を希望するユーザーの承認・拒否やメンバーの発言を削除できるなどの権限を持ったオープンチャットの管理人ユーザーです。「共同管理者」とは、管理者から一部の権限を与えられた副管理人のようなユーザーを表します。 トーク画面上部のメニューボタン​​をタップ。ここから[退会]→確認画面で[トーク退出](iOS版)または[はい](Android版)を選択すれば退会は完了です。 管理者になると、メンバーの強制退会やチャットの削除など、オープンチャットの運営・管理に関するすべての権限が与えられます。そのため管理者が退会するときは、あらかじめ共同管理者に管理者権限を移行しておかなければなりません。 共同管理者に設定しているメンバーのうち1人を選んで[選択]→[OK](iOS版)または[はい](Android版)とタップすると、管理者権限を移行できます。 トークルームに共同管理者がいない場合、管理者権限を移行する前にいずれかのメンバーを共同管理者に指定する必要があります(共同管理者の設定方法については後述)。 白い丸に青い王冠マークが共同管理者、青い丸に白い王冠マークが管理者を意味しています。最初にトークルームを作成した人が「管理者」の役割を担い、オープンチャットのトークルームにかかわるすべての権限が与えられます。 たとえば、管理者は「トークの定員数を変更する権限のみを共同管理者に与えて、それ以外の権限は与えない」などの設定も可能。また、ノートの作成やアナウンス・大事なノートの登録などは、通常メンバーにも権限を与えることができます。 共同管理者は最大100人まで設定可能。特に知り合いのみでのオープンチャットの場合は、全員を共同管理者に指名して権限を共有しておくと便利でしょう。 続いて、「メンバー管理」画面で[共同管理者を設定]を選択。参加メンバーの一覧が表示されるので、共同管理者に設定したいメンバーを選択して[追加]をタップして完了です。 ただし他のメンバーの発言を削除できるのは、「管理者」もしくは管理者に権限を与えられた「共同管理者」に指定されている人のみ。通常のメンバーは、自身のトークメッセージに限ってメンバー全員の画面から削除できる「送信取り消し」機能しか使えません。 管理者および共同管理者ならメッセージ自体を削除できますが、いちいちすべてのメッセージをチェックするのは面倒でしょう。 NGワードに設定したい言葉を入力して[登録]をタップすれば、NGワードの登録は完了です。 なお、管理者およびNGワード設定の権限を与えられた共同管理者は、誰が何回NGワードを発言したのか「スパムフィルター」画面の「履歴」タブからチェックできます。NGワードを一定数以上発言したメンバーは、強制的に退会させることも可能です。 「参加コードの入力」画面で参加コードを入力し、[完了]をタップするだけ。設定した参加コードを入力したユーザーのみトークルームへの参加が許可されます。 参加リクエストが送られてきた際に通知を受け取りたい場合は、画面右上の通知ボタンをタップしましょう。 使い方は通常のグループトークで使える投票機能とほぼ同じ。投票の選択肢はテキストと日付の2種類あるので、用途にあわせて使い分けましょう。投票期限の設定や匿名投票の作成なども可能です。 アナウンス機能は、管理者または管理者から権限を許可された共同管理者・通常メンバーのみが設定可能です。使い方は通常のトークと同様、トークルームの上部に固定したいトークを長押ししてアナウンスをタップするだけです。 方法は非常に簡単。リアクションを送りたいトークを長押しし、表示されたアイコンを選ぶだけです。なお、リアクションを送ったメッセージの下部にはアイコンが表示され、このアイコンをタップすると誰がどのアイコンを送ったのかが他のメンバーに知られることになります。 アイコンを取り消す際は、黄色の顔アイコンをタップすればOKです。

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