従来Nexusプログラムは、ソフトウェアをGoogleが、ハードウェアをLGやHuawei、Samsung、HTCなどのメーカーが担当してきましたが、GoogleのCEOであるSundar Pichai氏はこれらをGoogleだけでコントロールしたい考えだといいます。 具体的には、Google社内で設計したNexusをFoxconnのような企業と製造契約を結んで、ソフトウェアからハードウェアまでを自社の管理下で供給することを目指しているとのこと。The Informationでは、これはAppleと非常に似通った体制であると指摘しています。 Googleがこのような垂直統合型でNexusプログラムを進めたがっている理由としては、AndroidおよびNexusブランドを強化することで、ハイエンド市場における利益を独占するAppleのiPhoneとの競争力を高めたい思惑があるのでないかとみられています。 関連:バージョン別シェア、いまだ1.2%のAndroid 6.0 断片化とは程遠いiOS 9 この動きがいつスタートするのかは明らかではありませんが、次期NexusはHTCが担当するとの情報がある一方で、もしかするとGoogleブランドのみとなる可能性もありそうです。