Facebookは17日、写真・動画メッセージアプリ「Slingshot」をリリースした。 Slingshotは、一度送られてきた写真などを見終わると再び見ることができなくなるタイプのメッセージアプリで、同種のアプリとしては先行するSnapchatが有名。以前、Facebookは、Snapchatクローンのアプリ「Poke」をリリースしたものの鳴かず飛ばず。先日、Pokeがアプリストアから取り下げられたのも記憶に新しい。

Slingshotという言葉はパチンコを意味するが、その名のとおり、写真・動画をショットするように送信する。写真送信の際は、手書きでメッセージを書いたり絵を描いたりすることができるお絵かきツールも利用できる。動画の録画時間は15秒までだ。 特徴的なのは、友だちにメッセージを一斉送信できる点と、友だちから送信されてきたメッセージをアンロックして閲覧するためには自分からも何らかのメッセージを返信しなければならない点だ。後者の特徴は、友だちとのコミュニケーションを活発化させる狙いがあるのかもしれないが、少し面倒だと感じるユーザーも出てきそうだ。 TechCrunchによれば、友だちリストは電話帳とFacebookのデータを元に作成される。また、送信されたコンテンツは、送信先の友だちがコンテンツをアンロックして閲覧した場合か30日経過した場合に、Facebookのサーバー上から自動的に削除されるとのこと。 なお、対象OSはiOS 7とAndroid 4.1以上。現在のところ、米国のみでダウンロード可能だ。