スマホ決済サービス「au PAY」におけるWALLET残高のチャージ方法は、クレジットカード、セブン銀行ATM、WALLETポイントや携帯料金との合算払いなど多彩な手段が用意されています。しかし、チャージ方法ごとに上限金額や利用条件、使える機能などが異なるため、パッと見でどれを選んだら便利なのか分かりにくいのが現状です。 スマホ決済5社、セブン銀行ATMでの現金チャージで1000円分が当たるキャンペーン開始 そこで本記事では、au PAYの各種チャージ方法の特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説します。各チャージ方法を比較して、自分自身にとって使いやすい手段を選択しましょう。

各チャージ方法の利用条件・上限額・使える機能を比較

WALLET残高へのチャージ方法は、現状7つ用意されています(2019年6月末で新規販売が終了した「au WALLETチャージカード」「au WALLETスマートローン」を除く)。それぞれに異なる利用条件や使える機能、1回あたりのチャージ可能金額を下表にまとめました。 WALLET残高には100万円までチャージしておくことができ、残高は全国約100万カ所で利用可能です。au PAYで支払うと、支払金額に応じた「WALLETポイント」が付与されます。 そのほか、au PAYでの支払い(決済)方法や使えるお店など総合的な使い方は、以下の記事にまとめています。

au PAYにチャージする7つの方法とメリット・デメリット

「au WALLET」アプリのTOP画面から[チャージ]ボタンをタップすると、チャージ方法の一覧が表示されます。

以降では、各チャージ方法の概要とメリット・デメリットを紹介します。自分に合ったチャージ方法を選んで、案内に従って操作を進めましょう。

【auかんたん決済】auユーザーならいちばん便利

auかんたん決済を選択すると、チャージした分の金額を月々のau通信料金と合算して支払えます。 なんといっても、オートチャージ機能が使えるのが大きなメリットです。オートチャージに設定すると、決済時にWALLET残高が不足している場合に「差額分」が自動的にチャージされます。レジで支払いする際に残高不足に慌てる必要がなく、チャージの手間も省けて便利です。

ただ、銀行口座振替で通信料金を支払っている人であれば、問題なくauかんたん決済によるチャージがおこなえますが、クレジットカードでの支払いに設定している人は注意が必要。 上の表に記載されたブランド・発行元以外のクレジットカードを支払い元に設定していると、auかんたん決済でのチャージはできません。 また、毎月の利用上限額を以下の基準に沿ってau側で設定されてしまうのも、人によっては不便に感じるでしょう。月に数千円以内と、日常使いにはかなり厳しい金額に設定される可能性もあります。 その反面、子どもに端末を持たせているなど利用者と契約者が異なるケースでは、使いすぎの防止として効果的です。

【クレジットカード】ポイントの二重取りが魅力

auユーザー以外が利用できるチャージ方法としては、オンラインでおこなえるクレジットカードチャージがもっとも手軽でしょう。 au PAYの利用で200円ごとに1ポイントないし3ポイント付与される「WALLETポイント」に加えて、チャージの際にクレジットカード側の特典も獲得できるのが最大の魅力(ポイント付与の有無はカード発行会社によって異なります)。 チャージに利用できるクレジットカードは、auかんたん決済と同様にブランド・発行元が以下の通り限られています。さらに、チャージにあたっては各カード発行会社が提供する本人認証サービスの登録が必要なので、Kyashやバンドルカードなどのバーチャルカードは利用できません。

また、他のチャージ方法では1000円からチャージが可能なのに対し、クレジットカードだけは最低チャージ金額が3000円に指定されているのも気になるところ。加えて、クレジットカードチャージは、月に合計25万円までとチャージの上限額が定められています。

【じぶん銀行からの口座振替】機能面でのメリット多数

「じぶん銀行」は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資で運営しているネット銀行です。じぶん銀行だけは唯一、WALLET残高への口座振替チャージが可能です(じぶん銀行以外は利用できない)。 新規で口座開設をすると、開設月から翌月末までは、チャージ金額に応じて5%のポイント還元が受けられます。さらにオートチャージ機能や送金・払い出しなど、KDDIが運営に参加しているだけあって、他のチャージ方法よりも機能面やお得感でメリットが多く設定されているのが特徴です。 当然、じぶん銀行の口座を持っていないと利用できないチャージ方法ですが、今後長くau PAYを使っていくつもりなら、新規で開設するだけの価値はありそうです。

【セブン銀行ATM】スマホと現金さえあればOK

Image:au WALLET セブンイレブンの店内に加え、駅構内やショッピングモールなど全国2万3000台以上設置されている「セブン銀行ATM」でau PAYに現金をチャージできます。 「セブン銀行ATM」とはいっても、セブン銀行の口座を持っている必要はありません。au WALLET プリペイドカードも不要で、だれでも簡単におこなえるチャージ方法です。 ただ、近くにセブン銀行ATMがない場合はわざわざ出向かなければならず、こまめなチャージには向いていなさそうです。しかし、その反面1回あたりのチャージ可能金額が50万と他より高めに設定されているので、月に1度などある程度の金額をまとめてチャージするといいでしょう。

セブン銀行ATMでチャージするには、ATMの画面で「スマートフォンでの取引」を選択し、QRコードを表示させます。 続いてau WALLET アプリを開き、チャージ(入金)→[セブン銀行ATMチャージ]と進んだら、[QRコードをスキャン]をタップし、セブン銀行ATMに表示されたQRコードを読み取ります。 QRコードを読み取るとスマホに4桁の番号が表示されるので、セブン銀行ATMに設置されているテンキーからこの番号を入力してください。

あとはセブン銀行ATMの案内に従って、1000円~50万円の範囲でチャージしたい金額分の現金を入金し、確認ボタンを押せば完了です。アプリからWALLET残高が増えているのが確認できます。

ローソン店頭レジ:1円単位でのチャージができる

Image:au WALLET 「ローソン」のほか、「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の店舗レジでも現金チャージができます。ただし、WALLET プリペイドカードの実物を持っていく必要がある点に注意が必要です。

Image:au WALLET 店頭スタッフにau WALLET プリペイドカードへのチャージをお願いし、チャージする金額を伝えます。カードリーダが点灯したら、自分でau WALLET プリペイドカードをカードリーダでスライドします。 チャージ金額を確認したら、レジ横の画面で[承認]ボタンを押し、最後にチャージ金額分の現金を店頭スタッフへ支払えば完了です。承認後の取消や返金はできないので、チャージの際はよく確認してください。

【auショップ:au SaKuTTO】auショップに寄ったついでに利用

Image:au WALLET 一部のauショップに設置された「au SaKuTTO」という機械を使ってのチャージも可能です。ただ、auショップのなかでも一部の店舗にしか設置されていないので、日常使いには不向きです。 au ショップへ立ち寄ったついでにチャージするといった用途で利用するといいでしょう。 auショップ内のau SaKuTTOで「チャージ」ボタンを押下後、バーコード読み取り部分にau WALLET プリペイドカードの裏面に記載されたバーコード、またはau WALLET アプリのチャージ用バーコードをかざしてチャージ受付をします。 あとは画面の案内に従って、チャージしたい金額分の現金を入金すれば完了です。

【WALLETポイント】貯まったら1ポイント=1円で残高に交換

au PAYやau携帯の利用などで貯まったWALLETポイントは、1ポイント=1円としてWALLET残高にチャージできます。最低100ポイントから、月あたり2万ポイントまでチャージ可能です。 WALLET残高に有効期限はありませんが、WALLETポイントには付与から4年間と有効期限が設定されています。ポイントはできるだけこまめにWALLET残高にチャージしておくといいでしょう。