スマホ決済サービスのLINE Pay(ラインペイ)では、LINEアプリやLINE Payアプリによるコード決済などに加えて、LINE Pay残高を利用したプリペイド式のクレジットカード「LINE Payカード」による支払いも可能です。 LINE Payカードは、オンライン専用の「バーチャルカード」と物理型の「プラスチックカード」の2種類に分かれています。なかでも、バーチャルタイプのLINE Payカードは即時発行できて手軽に使えるため、持っておいて損はないカードです。 本記事では、LINE Payカードのバーチャルカードとプラスチックカードの違いや、バーチャルカードの利用メリットなどについて解説します。
LINE Payカードのバーチャルカードとは?
LINE Payカードは、JCBと提携する国内外約3300万の実店舗で使えるプリペイド(前払い)方式のカードです。プリペイドカードのため、使う分だけLINE Payの残高を事前にチャージしておけば、クレジットカードと同じように利用できます(利用額が残高から差し引かれます)。 当初は物理タイプのプラスチックカードのみ発行されていましたが、LINEアプリ内からすぐに発行できるオンライン専用プリペイドカードとして登場したのが「バーチャルカード」です。プラスチックカード・バーチャルカードともに、他のLINE Pay決済と同じく、LINEポイント等の還元が受けられます(キャンペーン時の還元は条件によります)。 なお、プラスチックカードとバーチャルカードは、同じカード番号・セキュリティコード・有効期限になります。いずれも名義は「LINE MEMBER」と記載されます。
LINE Payカードのプラスチックカード。カード名義は「LINE MEMBER」になっている
バーチャルカードとプラスチックカードの違い
LINE Payカードには、アプリ内で発行・利用するバーチャルカードと、物理型のプラスチックカードの2種類があります。いずれもLINE Payカードに分類されますが、それぞれ仕様が異なる部分があるため注意が必要です。 バーチャルカードが使えるのは、オンライン上のJCB加盟店のみ。バーチャルカードを実店舗で提示して利用することはできないので注意が必要です(プラスチックカードは実店舗のJCB加盟店でも使えます)。 還元率はいずれも0.5〜2%で、マイカラーに応じて変動します。2019年7月31日まではLINE Payのコード決済の還元に3%が上乗せされるため、コード決済のほうが還元率は有利ですが、8月以降はLINE Payカードの還元率もコード決済と同じになります。 LINE Payカードを使うための残高チャージは、LINE Payのチャージ方法と同じ。ただしプラスチックカードがあれば、全国のローソンやアインズ&トルペの店頭での現金チャージがおこなえる点が違いです。
LINE Payのバーチャルカードの利用メリット
LINE Payでバーチャルカードを利用するメリットは、主に次の3つが挙げられます。
発行が非常に簡単
バーチャルカードは、LINEアプリから誰でも簡単に発行できるのが特徴の1つです。個人情報の入力や会員登録などは必要ありません。
LINEアプリの「ウォレット」タブから[LINE Pay]を開き、[バーチャルカードをすぐに発行!]をタップします。
バーチャルカードは1分もかからずに発行できる カードの申し込み画面で、[バーチャルカードを発行]を選択してください。パスワードの入力画面が現れるので、LINE Pay専用パスワードを入力します。 これだけで、LINE Payカードのバーチャルカード発行は完了です。
Suicaやアマゾンギフト券のチャージにも使える
モバイルSuicaにLINE Payカードを登録してチャージ
Google Payとの連携が可能
LINE Payカードのバーチャルタイプでも、Androidスマホ向けモバイル決済サービス「Google Pay」に登録することで、JCBの非接触型決済「QUICPay(クイックペイ)」を利用できるようになります。 対象端末はFelica搭載のAndroidスマホ(Android 5.0以上)のみ。Google Payアプリとおサイフケータイアプリがインストールされている必要があります。Google Payへの登録は簡単です。
まずはAndroidスマホでLINE Payのバーチャルカードを開き、[Google Payに登録]をタップ。[Google Payに登録]→[続行]と画面を進めます。
氏名・住所・電話番号などを入力すれば、LINE PayカードのGoogle Pay追加は完了です。
