iPhoneに電話がかかってきたときに、どうしても出られない(出たくない)ことがあります。バスや電車で移動中のときや、打ち合わせや会議中のときなど、サイレントモード(マナーモード)にしているからといって、バイブレーションがブーブー鳴り続けるのは気になって仕方がないこともあるでしょう。 こんなときの対処法は、実は非常にかんたん。電源ボタンだけで対応できるからです。今回は「iPhoneに電話が着信したが、とりあえず無視しておきたい」という電話に、電源ボタンだけで対処する2つの方法を紹介します。

1. 電源ボタンを1回押してサイレント応答にする

1つ目はサイレント応答です。電話がかかってきたら、電源ボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)を1回押します。

電源ボタン(スリープ/スリープ解除ボタン)を1回押す これだけで着信音やバイブレーションがぴたっと止まります。電話が切れるわけではなく、留守番電話応答に切り替わるわけでもありません。サイレント応答になるだけで、電話をかけてきた相手側では呼び出し音が鳴り続き、画面も発信中の画面のまま変化しません。 相手が電話を切る前なら電話に出ることができるので、会議中に席を外してから応答するといった使い方ができます。マナーモードにし忘れていると、移動中や会議中でも着信音が鳴り響いて驚いてしまいますが、瞬時に着信音を消音にできるため周りへの迷惑を最小限に抑えることができます。 なお、一部機種では電源ボタンのほか、音量調整ボタンを1回押すことでも同じ操作が可能なようです(手元のiPhone 11 Proで動作確認)。

2. 電源ボタンを2回押して着信拒否/留守番電話応答に切り替える

もう1つは、着信拒否または留守番電話応答。電話に出られない状況の場合、着信を一時的に拒否したかったり、留守番電話にメッセージを残してほしかったりするときがあるでしょう。そのようなケースでは、ロック画面で電源ボタンを2回押しすることで対処できます。 電話の着信画面で[あとで通知]かメッセージを送信]をタップすると、電源ボタン1回押しと同様にサイレント応答に切り替わります。詳しくは下記記事を参照してください。 【iPhone】電話に出られないときの便利テク「あとで通知」「メッセージを送信」の使い方

ロック画面が解除されていれば、着信を[拒否]できる 自分のiPhoneがスリープ状態でなければ、拒否ボタンを押すことで、着信拒否に切り替えたり、留守番電話につなげたりすることができます。「拒否」と表示されているので紛らわしいですが、留守番電話につなげられるボタンでもあるわけです。

留守番電話サービスを利用できる場合:相手側には電話に出られない旨のアナウンスが流れる 留守番電話サービスを利用できない場合:相手側の携帯で「ツーツーツー」となって発信が切断される

ロック画面が解除されていなければ、[拒否]ボタンが表示されない iPhoneがロックされている状態で着信があった場合、[拒否]ボタンが表示されません。 そこで、すぐに着信拒否または留守番電話にしたいときは、電源ボタンを2回押します。これで拒否ボタンを押したのと同じ動作になり、着信拒否または留守番電話に切り替わります(下記画像)。覚えておいて損はない小技のはずです。

左:自分側で着信拒否した場合の画面表示右:相手側での画面表示(自分が着信拒否した場合) iPhoneで迷惑な相手を「着信拒否」するとどうなる? 設定・解除の方法、アナウンス・通知・履歴などの影響まとめ【ドコモ/au/ソフトバンク】